バイヨン寺院を北側から出て、少し歩くと見えてくるのが
こちらのピラミッド型寺院、バプーオン。

見ての通り、修復工事中により
中に入ったり登ったりは出来ません。
50年以上、断続的に修復工事を繰り返しているんだそうです。
永遠に終わらないんでしょうね・・・東塔門から、このパブーオン寺院までは
柱で底上げされたこの、空中参道が架けられています。

地面を歩くのとは違う、異空間に足を踏み入れたような感覚になります。
参道を途中まで戻り、北に向かって少し歩くと
ピミアナカスという、これまたピラミッド型の寺院が現れました。
石材がバイヨンやパブーオンとは違い、赤茶色のラテライトで出来ています。

そんなに大きな建物ではないのですが、石段がかなり急で、
でも上の方に人がいて、どうやって登ったんだろう?と
周りを少し歩いていたら、西側に、木製の階段が設置されていました。

ゆっくり見たいけれど、今日の予定はこの後もぎっちり詰まっていて
時間がないので、程々にして、テラスの方へ向かいました。
王宮側から登ってみて、なぜ象のテラスって言うんだろう?
と思いながら、正面側に降りてみて納得。

象の頭とハスの花の見事な彫刻が、綺麗に残っています。

象のテラスがかなり長く続き、それに続くかのように、北側の端に現れるのが
この、阿修羅や神々のレリーフが見事なライ王のテラス。
象のテラスとは、雰囲気が全く違いました。

この写真は正面側ですが、中に通路があって
内壁のレリーフは、外のもの以上に迫力がありました。
テラス上部に設置されたライ王象。
妙に綺麗だと思ったら、これ、レプリカだそうです。

丁度お昼時だったので、ここで一旦休憩。
テラスの向かい側に立ち並んでいる食堂に入りました。

ドライバーさんに勧められるがままにお店に入ったので
英語のメニューを差し出されました。
どんな味のものが出てくるかわからないので
野菜スープとパイナップルジュースを注文。計4.5ドル。
あっさりしていて、とっても美味しかったです♪
お猿さんもお食事中。
アンコール・トム遺跡内には、猿や七面鳥など
動物もたくさん見られました。
地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア 2010~2011